テニスのマナー【試合編 Part 2/2】スポーツマンらしい振舞いを

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テニスのマナー「試合編」Part2です!

【Part1はこちら】

Part2の内容
・試合中
・スポーツマンとして

試合中の振舞い

テニスが上手な人は試合中の振舞いもスマートです。

試合には勝つけど何かにつけて癇癪を起こしたり、相手への態度が悪い選手というのは尊敬されません。

テニスは紳士淑女のスポーツだということを常に頭に置いておきましょう。

挨拶

これはもはや人として欠いてはいけない部分ではないかと。

試合前の「お願いします」は当然として、

ボールを渡すときは「ボールいきます」と一声かけるか、アイコンタクトを図る。

逆にボールを受け取るときは「ありがとう」やそれに類するジェスチャーなど。

試合が終わったら「ありがとうございました」と言って握手をする。

当たり前のことを当たり前にできる選手は尊敬に値します。

相手より先に構える

相手を待たせないというのは大切な心掛けです。

ルール上は、20秒以内に次のポイントを始めればOKなのですが、1ポイントごとに時間いっぱいかけて相手を待たせるというのはスマートではありません。

相撲の立ち合いではないですが、相手と呼吸を合わせてリズムよくプレーをしていきたいものです。

サーブ時のマナー

トスの上げなおし

最初の1回は大丈夫ですが、2回以降の上げ直しはその都度謝りましょう。

サーバーはポイントのコールをはっきりと

特に初心者・初級者に多いのですが、プレーに熱中するあまりポイントを忘れてしまうことがあります。

そのため、サーバーは必ずサーブを打つ前にポイントをコールしましょう。

自分が忘れないため、そして相手に確認する意味で。

コールする際は自分の点数から先に言います。

例:自分が1点、相手が2点取ったならば、「15(フィフティーン)-30(サーティ)」

自分のサーブが終わってチェンジコートする場合

チェンジコートの際に渡しても良いですし、次に相手がサーブをする場所に2球揃えて置くのもOKです。

ただ風が強い日は、コートに置いていくと転がっていってしまうので直接渡した方がいいでしょう。

ニューボールになったら

3セットマッチになると、途中でボールチェンジを行う場合があります。

ボールチェンジになったら、サーバーは相手に2球見せて、ボールが変わったことを示しましょう。

レシーブでのマナー

ファーストサーブのフォルトは返球しない

自陣のコートの邪魔にならない場所に転がしておくか、ポケットにいれてしまいます。

とっさに返してしまった場合は一言謝りましょう。

ファーストサーブとセカンドサーブの間はできるだけ空けない

相手のファーストサーブがオーバーフォルトして隣のコートに行ってしまった場合、状況にもよりますが基本的には取りに行きません。※ただしボールの行方は目視で確認しておきましょうね。

理由は標題通り、ファーストとセカンドの間を空けないようにするためです。

隣に行ってしまったボールは、隣のコートの選手に、後ろの方に転がしといてと声をかけるかジェスチャーで示しましょう。

ボールを渡すとき

相手が背中を向けているときにボールを送るのはよろしくありません。

必ず相手がこちらに気づいてからボールを送ります。

ボールを送る際は相手の手前でワンバウンドするようにしましょう。

そしてダブルスの場合はボールを渡す順番があり、次にレシーブをする選手(遠い方の選手)から先に相手にボールを渡します。(状況にもよりますが)

ガッツポーズ

大事なポイントを取ったときや、激しいラリーに競り勝ったときなどにガッツポーズをするときもあると思います。

プロもたまに「カモン!」とか「イエス!」とか言っていますね。

ガッツポーズ自体は全く悪くないのですが、問題はだれに向かって言っているかです。

たまに相手に向かってポーズをとっている人がいますが、あまりよろしくありません。

むしろナイスプレーを繰り広げてくれた相手は称えるべき対象です。

ガッツポーズは自分に向かって、自分を鼓舞する意味で行ってください。

ネットにかかったボールは

自陣のネットにかかったボールは必ず自分が取りに行きましょう。

逆に相手がネットミスをしたときに、ネット越しに手を伸ばせば届く距離であれば拾ってあげるとスマートです。

またそのようにされた場合は必ずお礼を言いましょう。

セルフジャッジでの判定は相手優位の精神で

ほとんどの草トーナメントはセルフジャッジだと思います。つまり敵打球の判定を自分が行うのです。

ことセルフジャッジに関してはトラブルが尽きません。

「今のは入ってた」「いやアウトだった」

と口論になるのは外から見ていても気持ちのよいものではないですね。

アウトコールはラインとボールの間にスペースが見えた場合のみ!
そしてコールは素早く!
※1秒以内に

ジェスチャーコール
アウトの場合:手を上に伸ばす
インの場合:手のひらを地面に向けて腕を伸ばす

少しでも判断に迷ったら、相手優位の精神でイン判定にしましょう。

負けていても、ですよ。選手の精神力が試されます。

隣からボールが入ってきた場合

邪魔だな、危険だなと感じたらレット(ポイントのやり直し。ファーストサーブから)のコールをかけましょう。

レットコールはお互いにかけられます。

プレーの邪魔にならないと判断したならば、コールをかけないという選択もできます。

いずれにしてもボールが入ってきたことに気づいたら速やかに判断しましょう。

「入ってきたけど放置しておいて、不利な状況になったからレットをかける」

というのはマナー違反です。人格を疑われます。

入ってきたボールを隣に返す場合、プレイ中であれば邪魔にならないところ(コート後方)に転がしてあげましょう。

自分たちのボールが隣のコートに入った場合

隣のコートがプレー中であるならば、ラリーが途切れたり中断するのを待って拾いに行きましょう。

拾ってもらった場合は必ずお礼を言いましょう。

プレー中のコートにずかずか入ったり横切ることはマナー違反ですし、そもそも危険ですからやめましょうね。

スポーツマンとして

劣勢な時ほど振舞いに気を付けて

人間だれしも、自分が優勢なときは余裕が生まれ、劣勢なときは焦りを感じるものです。

そして焦って余裕がないときほど、マイナスの感情をコート上で表出させがちです。

・ラケットを投げる(物にあたる)
・ポイント間にたらたら歩く
・適当にボールを渡す etc…

こういう人をみると、まだ心が成熟しきっていないんだなと思ってしまいます。

苦しい状況ではあるけれど、ふてくされず自分のできることを全力でやりきる。
仮に敗者になったとしても言い訳ばかりせず、相手を称える言動をする。

その姿は尊敬に値しますし、自然と応援したくなりますよね。

スポーツをやる上で勝敗ももちろん大事ですが、その過程でどう振舞うかも同じくらい大事です。

例えばあなただったら、どちらの人物を練習に誘いますか?

A:自分より上手だけど、高飛車な態度、マナーも悪い、練習も適当
B:自分と同じくらいか少し劣るけど、向上心があり、謙虚、練習も真剣に取り組む

そうなんです。

自分の振舞い一つで、上達の機会を得られる可能性が増しますし、その逆もしかりです。

ぜひ、スポーツマンらしい振舞いを心がけてくださいね。

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