テニス セルフジャッジできちんと発声した方がいい理由

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試合観戦時の違和感

私は「練習で取り組んでいることを試合でも発揮できているか」を確認するために、できる限り担当している生徒さんの試合を観に行きます。
練習での取り組みができていればヨッシャ!と思いますし、中々うまく発揮できていないところを見ると指導者としての力不足を強く感じます。

闘っている生徒さんより一喜一憂しているかもしれません笑

しかしながら、取組みの発揮、それ以前の問題で、特にジュニアの大会でなのですが、1点気になることがありまして。

それが

アウト判定や、スコアのコールで「発声」する選手が少ない

ということです。

過去に試合中のマナーのところでも書きましたが、自分がサーブの時は相手に聞こえるようにスコアのコールをすることが望ましいです。

参考記事:テニスのマナー【試合編 Part 2/2】スポーツマンらしい振舞いを

私自身、ジュニア時代は必ず発声しなさい、もっと大きく!声が小さい、そういわれて育ってきたので、当たり前に行われているだろうと思っていたらそうでもなく、違和感を感じざるを得ませんでした。

これはいけないと先ずは自分の担当ジュニアに説明しようと思いましたが、「ただマナーだからと言って説明しても腑に落ちないだろうな。皆が納得できる理由を用意せねば」と思い立ち、今回の記事で

判定(アウト、レット)やスコアアナウンスをきちっとする意味、目的
をまとめようと思ったのです。
それでは解説していきます。

発声が必要な理由①:トラブルを防止する

まずはこれが一番重要な目的です。ほぼこのために発声しているようなものです。
冒頭で述べた試合観戦ですが、毎回と言っていいくらい、選手同士がネット越しに話し合っている光景を見ます。
そのほとんどが「今スコアがいくつか」の話し合いです。
ルール上、ポイントについて揉めた場合、お互いが納得できるポイントまで遡ってプレーを再開することになっています。
なので例えば、本来は自分から40-30とリードしているにもかかわらず、記憶が曖昧でどういうポイントの取り方、失い方をしたか説明できず、30-30まで戻ってしまう。
そんなケースは稀ではありますが、絶対にそんなことにならないとも言い切れません。

なのでトラブルを事前に防止するためにも、サーバーの時はスコアを相手に聞こえるように発声する。それを相手が了承したらサーブを打ち始める。
もしサーバーのスコアアナウンスが違えばその時点で指摘する。
→1ポイント戻るだけで済みます。

1ポイントごとに相手と合意することでトラブルを防止できるのです。

発声が必要な理由②:相手に好印象を与えられる

※以下は可能性の話です。期待せず、そうなったら素敵だなと思っていることです。

理由①の結果、試合が滞りなく進んでいきます。(判定に対してのトラブルもないとは言えませんが、、、)
きちっとスコアを発声してくれることで、相手も気持ちよく試合ができるはずです。

発声が良いから、だけでは決してありませんが、試合に際してマナーや態度を気を付けることで、相手や相手の関係者に対して好印象を与えることができます。
そうするとどうなるか。

相手と仲良くなる可能性がある!
そうするとどうなるか。

練習に誘われるようになる!
そうするとどうなるか。

いつもと違う相手と練習することで緊張感も増し、刺激になり、プレーの幅が広がるきっかけになる!
そうなった結果、上達のスピードがアップする!

これはもちろん極端な話ですが、実際に起こり得ることでもあります。

再度自分の話で申し訳ありませんが、私が中学時代に所属したクラブは所属人数が少なく、年齢も自分より下の子ばかりだったので、バシバシ打ち合う相手がコーチしかいませんでした。
物足りなさを感じていた頃、ある大会に出て、そこで初戦を戦った子(A君)とすごく競りました。(結果負けて、悔しい想いをしたのを覚えています)

しばらくして、他クラブとの合同合宿があり、そこにA君も参加していました。話せば同い年と判明し、意気投合。
A君も同い年の練習相手がいないとのことで、じゃあ今度一緒に練習しよう!となり、そこからちょくちょく一緒に練習するようになりました。

A君が所属するクラブにもたまに参加させてもらったりして、その都度刺激をもらっていました。

進路のことでも話し合い、一緒の高校に入り3年間切磋琢磨し、大人になった今でもたまーに練習をしています。こんな友達を持てたのは自分の人生にとって大きな財産と言い切れます。

とまあ、ここまで極端でなくても、たまに一緒に練習する仲間ができるだけでも素晴らしいことだと思います。

ジャッジが汚い、スコアアナウンスがない、もめ事になる。
そうなっては仲良くなどなれません。

自分のテニスの幅を広げるためにも、クリーンなジャッジ、はっきりと聞こえるスコアアナウンス、堂々としたプレー態度は心がけて損はないと思います。

まとめ

長くなってしまいましたが、試合時に判定やスコアをしっかり発声する意味、目的は

①トラブルを防止する
 ⇒余計なことに頭を使わなくてよいので試合に集中できます。
②相手に好印象を与える(テニス仲間が増えて、プレーの幅も広がる)
 ⇒そうなることの方が少ないですし、期待するものでもありませんが、そうなったら素敵だなと思っています。

参考記事

セルフジャッジの試合でよく起こるトラブルの一問一答まとめ

ルール チェンジエンドのやり方

↓テニスのマナーについての記事
【試合編】Part1
【試合編】Part2
【試合観戦編】
【レンタルコート編】

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