【テニス】対戦相手の利き腕気にしてますか?-左利きの特徴-

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テニスに限らずスポーツの世界において、左利きは有利だと言われています。

なぜなら右利きに比べ左利きは、世界の人口のうち約10%と少数の存在であり、対戦する機会も練習する機会も右利きにとって圧倒的に少ないからです。

逆に左利きの選手にとっては、普段の相手が右利きの場合が多いので、特徴も対策も立てやすいでしょう。

相手の利き腕なんて意識したことないという方や、どんな特徴があるか体系的に知りたいという方のために、右利きと左利きの違い・左利きの特徴をご紹介していきます。

違い①:クロスラリー

「右利き:右利き」のラリーでは必ず以下のように、

デュースサイド
⇒ フォアハンド対フォアハンド

アドバンテージサイド
⇒ バックハンド対バックハンド

となります。

ですが「右利き:左利き」のラリーでは、

デュースサイド
⇒ (右)フォアハンド対(左)バックハンド

アドバンテージサイド
⇒ (右)バックハンド対(左)フォアハンド

のようになります。

なので、普段通り相手のバックハンド側を狙ったつもりが、相手が左利きの場合「フォアハンドへの配球」になってしまうので注意が必要になります。

違い②:サーブの変化

曲がり方、跳ね方が右利きとは逆になります。
  ※あなたが右利きの場合を想定して解説します。
  ※回転量、クオリティは個人(対戦相手)によって違うので、あくまで特徴であるということをご承知ください。

右利きのスライスサーブ

フォアハンドへ来た場合、逃げていきます。

バックハンドへ来た場合、向かってきます。

左利きのスライスサーブ

フォアハンドへ来た場合、向かってきます。

バックハンドへ来た場合、逃げていきます。

右利きのキックサーブ

フォアハンドへ来た場合、向かってきます。

バックハンドへ来た場合、逃げていきます。

左利きのキックサーブ

フォアハンドへ来た場合、逃げていきます。

バックハンドへ来た場合、向かってきます。

違い③:プレースタイル(経験則)

これは経験談になりますが、プレースタイル的に左利きの選手にはテクニック系が多い印象です。

フラット系というよりは、スピンスライスの回転量、ボレーのタッチセンス等テクニックが光っている選手が多いのです。

トッププロを見てみても、例えばラファエル・ナダル選手はフォアハンドのトップスピン量は他選手より平均30%ほど高いと言われていますし、

フェリシア―ノ・ロペス選手はスペイン選手に珍しくサーブ&ボレーを得意としておりボレーはもちろん、ストローク戦でもバックハンドスライスを多用しグラスコートでの戦績が高いです。

上記は一例ですが、体感的に左利きはテクニック・タッチ系の選手が多いように感じます。

事前に把握しておくこと

試合が始まってから「あ、左利きだ!」と気づくのと、事前に「相手は左利きだからこういう特徴があるぞ」と心構えをしておくのでは試合の立ち上がりに大きな差が生まれてしまいます。

これは利き腕に限らず、「相手は何が得意か・苦手か」「ストローカーかボレーヤーか」などの特徴を把握しておくことと同じくらい重要です。

少しでも勝率を上げるために何ができるか、その努力を積み重ねる人が勝利をつかみ取れるのでしょう。

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