テニス 試合に勝つためには「強さ」が必要!

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「上手」≠「強い」=「勝利」

試合会場ではしばしば、下のような場面に遭遇します。

・あの選手、フォームが綺麗で色んなショットが打てるんだけど、なんか勝てないよね。
・あの選手、そんなにフォームは綺麗じゃないんだけど、なんか勝つよね。
・あの選手、練習試合ではいつも負けてるけど、本番では勝率高いんだよな。

・自分の方が相手より見た目も綺麗で上手いのに、なんで負けたんだ!
・練習試合ではいつも勝つのに、本番になると勝てない。。。

いかがでしょうか?
上のような状況を見かけたり、実際心当たりのある方もいらっしゃるかもしれません。

「上手なんだけど勝てない」
「上手とはいえないけど勝てる」

え、上手ければ勝てるんじゃないの?と、思われてる方は多いですが、実は「上手さ」というのは、必ずしも「勝利」に直結するものとはいえないのです。

じゃあ「勝利」に直結する要素は何なのか。

それが
「強さ」
であると筆者は思います。その「強さ」とは何のか、本記事で考察していきます。

言葉の意味は?

出典:デジタル大辞泉(小学館)

【上手】とは
” 物事のやり方が巧みで、手際のよいこと”

【強い】とは
“力や技がすぐれていて他に負けない”
“物事に屈しない精神力がある”
“物事に耐える力がある”
“心身が丈夫である”

「上手」というのは技術的に優れていることを指し、「強い」というのは精神面で優れていることを指しているといえるでしょう。

強い選手の特徴

こんなツイートをしたことがあります。

改めてまとめると、
自信があり、ポジティブであり、現状を客観的に把握でき、そして勝ちに対する執念がすごい人

これらの要素を持ち合わせている人は、たとえ技術的に優れていなくとも勝利を収めることが多いように感じます。

自信がある = 普段の力を発揮できる
ポジティブである=困難にも立ち向かえる(困難を楽しめる)
現状を客観的に把握できる = 今やるべきこと、修正すべきことが分かる
勝ちへの執念がすごい = 最後の1球まで相手に食らいつくことができる

そしてこれらの要素は、生まれ持った性格も多少は影響しているでしょうが、しかしながら誰でも、努力次第で身につけることができるものです。

強い選手は相手に左右されない

「自信」「ポジティブ」「分析力」「勝利への執念」

これらはすべて自分の問題であり、相手は関係ありません。試合中は相手の挙動にいちいち反応しないことが大事です。例を挙げます。


対戦相手がチェンジコートの時に休憩を取らずそのままエンドを変わって行ってしまった。それを見た選手Aは、自分もそうしなきゃと休憩を取らずエンドをチェンジした。


対戦相手がやる気がなく、腑抜けたボールばかり打ってくる。それを打ち込むのは忍びないと、選手Aは決めれるはずのボールを決めない。


試合が長引き対戦相手が体力的にきつそうな様子。なんだか横に振り回すのもかわいそうだと思い、選手Aはセンター気味にボールを返球するように。

さて、多少極端な例ではありますが、近しい現象が起きていることを私はよく見かけます。上の3つの例に限らず、対戦相手の挙動に影響を受ける選手は少なくありません。ですが、それでは自分のプレーを貫くことはできないですよね。

試合中は常に、自分の勝利のために 最善を尽くす必要があります。相手は関係ありません。どんな状況におかれても、自分のプレーを貫き通せる選手は「強い」と思います。
※もちろん戦況によって戦術を変えることは必要ですよ。

強さがあれば競技は関係なく勝てる?

これも極端な例ではありますが、男子テニス界で”BIG3″と呼ばれる世界トッププレーヤーの1人、ラファエル・ナダル選手。

なんと2020年10月に地元マヨルカ島で開催されたプロアマ戦 「バレアリック・ゴルフ選手権」に出場し6位に入ったそうなのです。プロも参加している大会で6位に位置付けるとは。。。
ナダル選手がゴルフの腕前に自信があったとしても、やはり技術的にはゴルフを本業とするプロには敵わないでしょうから、技術以外の何か、つまり持ち前の「強さ」を発揮したのだろうと思われます。

心に「強さ」を持っていれば、競技は関係ないのかもしれませんね。

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