サーブの成否はトスが8割

サーブの成否はトスが8割

サーブのトスが上手く上げられない、とお悩みの方へ。

サーブは8割がトスで決まると、昔から言われてきました。

きちっと良い場所に上げられれば、良い打点で打てて威力も出ますし、プレー・スウィングにリズムも生まれてきます。

逆にうまく上げられず、何度も上げ直しをしたり、もういいやって無理やり打ってしまうと、プレーやスウィングにリズムも生まれないし変なフォームになって威力もでないしと悪循環。

本記事では、サーブのトスについて、いくつか改善案を挙げてみました。

お悩みの方はぜひ参考にしてください。

記事の内容
・「持ち方」
・「上げる前」
・「上げるとき」
以上3つのポイントについて解説していきます。
最後の方には、フェデラー選手とジョコビッチ選手のサーブ練習の動画も紹介していますので、トスに着目してご覧になってください。

課題の認識

今回のテーマであるトスにかかわらず、何かが上手くいかないときには以下のステップを踏むとスムーズに修正、改善ができます。

①現象を把握する

どうなっている?何が起きている? を明確にしましょう。

今回のトスでいうと、
「目標(サーブの打点)に向かってトスを上げるが、ズレてしまう、安定しない」
という現象が起きていると察します。

※上の現象からさらに「トスが右(左、前、後)にズレやすい」、「上げる高さがまちまち」など深堀していくと、次のステップである原因や対処方法が見つかりやすくなります。

②原因(なぜ?)を究明

①の現象がなぜ起きているかを究明します。

「バランスが悪かったから」「力みすぎていたから」「タイミングが合わなかったから」
など、自分で気づけるものもあれば、中には人から言われて初めて気づくものもあるでしょう。

③対処(どうする?)

②の原因に対してどのような処置を施せばよいかを考えます。

「心・技・体」の各要素に対してアプローチをかけます。
(メンタル面の改善、技術面の改善、フィジカル面の改善)

今回の記事では上の「②なぜ」に対する「③どうする」をご紹介しています。

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持ち方

まずはボールの持ち方です。

うまく上がらない方には結構ぎゅっとボールを握っている方が多いです。

ボールを持つ力は私個人の表現になりますが、「手の甲を上にした状態で、ボールを指先で持ち、それが落ちないくらいの強さ」かなと思います。

そしてボールを乗せる位置は手のひらではなく「指先」がおすすめです。

ボールを「手のひら全体で持つ・握る」というよりは「指先に置く、指先で支える」という意識を持ちます。
そうすることで力みが消え、持つ手もリラックスできるようになります。
ぎゅっと握ることはしないようにしましょう。

上げる前

ルーティンを行う

・激しいラリー戦の直後で息が切れていたり
・ポイントが競って緊張する場面だったり
・相手のスーパープレー等で何かしら精神にダメージがあったとき
など、気持ちが落ち着いていないときはトスが乱れがちです。

いつも同じ心情でトスを上げられるように、トスを上げる前には必ず「深呼吸を〇回する」「ボールを地面に〇回つく」などの自分なりのルーティン(決まった所作)を設定しておくと良いでしょう。

目標を見ておく

ボールを上げる前にまず目標(サーブの打点)に視点を置いておきます。

下で紹介する球入れ練習をしていただくと分かるのですが、投げる前にまず入れ物を見る、そして投げてる時も見続けてると思うんです。

針に糸を通す作業と違って、手元を見なくてもボールは投げられますよね?

目標に対してノールックでは当然ですが精度は落ちます。

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上げるとき

関節を使わない

トスを安定させる一番のコツは、「できるだけ関節を使わない」ことだと個人的に思っています。

上手く上がらない方は、手首や肘の自由度が高い傾向にあります。

トスを上げる際は、腕を一直線にしてください。

そして肩を支点に腕全体を動かす意識を持つと安定してきます。

おすすめ練習方法(球入れ)

かご等の入れ物を用意し、その入れ物に2~3m先からボールを投げ入れることを繰り返す。(当然ですが下から投げる)

その際に、手首だけで投げた場合、肘から先で投げた場合、腕全体を伸ばした場合で、どれが安定するか実験してみてください。

単純な練習ですが効果抜群です。

プロのサーブ練習紹介

フェデラー選手とジョコビッチ選手のサーブ練習の風景を紹介します。

特にトスに着目して視聴してみてください。

YouTube内には下記2選手以外のサーブ練習動画もあるので、好きな選手名で検索してみてくださいね。

チャンネル名:Tennis Uploads
動画名:Serve Practise by Roger Federer!」

チャンネル名:Slow Motion Tennis
動画名:Novak Djokovic – Slow Motion Serves, Australian Open 2012 Practice Courts

2選手ともすごくリラックスしていますね。

サーブは身体全身を連動させて打つショットなので、どこかに力みがあると連動が止まってしまい力のないサーブになってしまいます。

ルーティンで気持ちを整え、脱力と加速のメリハリをしっかりつけましょう。

完璧なトスにこだわらない

確かに適切な位置にトスを上げることはとても重要です。

ただトスにこだわりすぎてしまい、適切な位置に上がらないとダメだ、という思考はあまり望ましくないです。

人間ですからやっぱりトスはズレます。
風の強い環境下だとなおさらズレます。

皆さんに練習しておいてほしいのは、多少トスがズレても打てるように打点の範囲を広げておくことです。

何度もトスを上げなおしてると、うまく上がらなーいってイライラしたり、せっかく掴んでいたリズムを失ってしまったりするのです。

トスが安定することはとても大事ですが、ある程度のズレは許容できる懐(打点)の広さも大事だと思うのです。

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