テニス あなたがポーチに出れない理由【ダブルス】

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先日ダブルスのポーチについてツイートしました。

これが結構共感いただけたようで、そうそう私も!っていう方が多い印象でした。

なぜポーチに出れないか

なぜポーチに出れないか。
ツイートにも書きましたが、それはあなたが、「飛んでくるボール」に反応しているからです。

どういうことか。
ポーチに出るまでのラリー戦を分解して解説してみます。

立ち位置は、ペアがデュースサイドの後衛、自分はアドバンテージサイドの前衛です。

すでにラリーが数回つながっている中で、
 ①ペア(後衛)が相手の打球に追いついた
 ②ペアがクロスにボールを打とうとしている
 ③ペアが打球した
 ④ペアの打ったボールが相手クロスコートに飛んで行っている

(ここで相手側に目線が移る)
 ⑤相手がペアの打ったボールに向かって走っている
 ⑥相手がボールに追いついた
 ⑦相手が打とうとしている
 ⑧相手が打球した
 ⑨相手の打球したボールが自陣のネットを越そうとしている
 ⑩相手の打球したボールが自分の横を通って、またペア(後衛)の方向へ飛んで行った

どのタイミングで出ている?

さて、上の状況。
仮に⑧で相手打球がフワーっと浮いてきたとして、あなたはどの番号でポーチに行こうと判断するでしょうか?

ポーチに行けない大半の方はら辺じゃないかなーと思います。

相手の打球が浮いてきたと分かってから動き出す。

だけど動き出した頃には、ボールは自陣のネットを通過する頃で、もう間に合わない

あ~今のいけたのに!
ってなる。

そうじゃなくて、⑥ か ⑦の時に、相手のバランスがどうかを観て、崩れていたら、きっと浮いてくるだろうから、ポーチに行けるようにしよう。
と察知する。

もっと早いタイミングだと、④のペアの打球がいい感じのところに着弾しそうで、相手が追いつくのに必死だ(⑤)と判断したら、それは良い姿勢で打てないだろうから、きっと浮き球がくるだろう。
よしポーチに行こう。

という感じで、ポーチがうまい選手は、ポーチに行こうと判断するタイミングが抜群に早い傾向にあります。

相手が崩れたら軽く動き出して(派手に動くとバレます)、相手が打ったと同時にパッと出ることができるのが理想の形だと思います。

予想を積み重ねると予測になる

相手の状況を観察して、浮いてくるかそうでないか予測を立てる。

確かにいきなりやろうとしても難しいです。
大体ラリーが1往復するのに5秒もかかりませんし、むしろ前衛に立って色々なことを考えてってやってると、体感速度としては一瞬でしょう。

だけど、やらないことには予測力は身に付きません。

最初のうちはどんどん外してもいいので、予想することに慣れましょう。

こういうボールがくるかもしれない
こうなるんじゃないかなー?
こっちに飛んでくるかもしれない

のように、初めのうちは、〇〇かもしれない、程度の予想や勘で大丈夫です。

1回予想をするたびに、(その予想が合っても外れても)身体の中にデータとして残ります。

そのデータが積み重なることで、予想の精度が上がり、「予測」という根拠を伴った見方ができるようになってきます。

実際のラリー中でなくても、プロの試合動画を観てて、次どっちに打つかな?と予想を立てながら観戦するのもアリですね。

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