テニス スクールレッスン 上達を早めるには

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目的は様々。だけど

テニススクールでコーチをしていると、同じコーチ、同じ頻度・量、同じ内容で練習をしているのに(いわゆるクラスメイト)、上達の早い方(もしくは順調な方)と、上達の遅い方で分かれることがよ~くあります。

当然、どれくらいやる気があって、どのような目的でスクールに通っているかは十人十色。生徒さん個々で違います。僕らコーチは、テニスの上達のお手伝い、テニスを目一杯楽しんでもらうことに全力をそそぎますが、生徒さんがそれぞれ持っている価値観(目的や楽しみ方)に口を挟む余地はありません。

ですが、コーチとしては生徒さんが上達してくれることはこの上ない喜びです。今回は、早く上達したいのに中々実感がわかない、という方に向けて、スクールで上達の早い方の特徴と、上達を早くするためにどんなことをすれば良いか、いくつか書いていきます。

参考になるなと思ったことがありましたらぜひ普段のレッスン時に取り入れてみてください。

上達を早めるには

場面別に(レッスンの受講前、中、後、その他)、上達を早めるための工夫をご紹介します。

・レッスン受講前

前回の内容を思い出す

前回のレッスンはどんなテーマだったかをレッスン前に思い出します。個人的な感覚ですが、8割ほどの生徒さんは前回何をやったか覚えていないものです(記憶に残してもらえるレッスンができるよう頑張ります;v;)が、前回の内容を覚えている方は、やはり上達の進みは早いです。

情報を仕入れすぎない

勉強熱心なのは良いことなのですが、自分で処理できないほどの量の情報を仕入れて、コーチにこれはどうなのこれはどうなのと質問するのはあまり有意義とは言えません。必要なのは、自分に足りないものの情報のみ!気になるからと、あれやこれや手を出さないことをおススメします。

・レッスン受講中

アドバイスを素直に受け取る

コーチから何かしらアドバイスがあったなら、それを “とにかくやってみる” ことです。たまに自分フィルターをかけて拒むもしくは疑いを持つ方がいますが、コーチがアドバイスするということは、打ち方や思考等に改善点があるわけなので、それを受け入れないと成長はしないor遅くなるでしょう。
上達の早い方は第3者からの目線をとても大切にしています。

生徒同士のラリーではしっかり、丁寧に、繋げる

ほとんどのスクールでは、コーチと1対1で打つ時間、生徒さん同士で打つ時間を設けていると思います。きちんとやってくれている方が多い中で、しばしば見かけるのが下記の3パターン。
・無茶打ちして続かない
・手を抜いて打つ
・提供されたテーマと違うことをやっている
上達の早い方は生徒さん同士のラリーでも、その日のテーマを意識して、しっかり練習しています。コーチが見ていないから適当にやっていいでしょ、っていう考えでは上達は遅れます。もし練習前にテーマ提供がなかった場合は、この練習では何を意識すればいいのか?、コーチに確認してみましょう。

他の人へのアドバイスにも聞き耳を立てる

自分に当てはまるかも知れないので、コーチが他の人にアドバイスをしていて、その現場近くにいるなら聞き耳を立ててみてください。もしそのアドバイスの内容が自分には関係なかったとしても、熱心さをコーチにアピールできます!

・レッスン受講後

モヤモヤを残さない

レッスンが終わった後、これについて理解ができなかった、上手くいかなかったことがあったけど原因が分からない、という時は、コーチを捕まえて質問しましょう。モヤモヤを残さないことが大切です。もしコーチが連続でレッスンだったり、時間がなさそうな場合は、他の手の空いてそうなコーチに参考までに聞くか、次回のレッスン時に質問できるようメモをしておきましょう。
当然、レッスン中に分からないことがでてきて、質問できそうなタイミングがあれば、都度コーチに質問していいですからね。

レッスンノートをつける

その日のレッスンの振り返りを、1分でいいのですることをおススメします。どんなテーマや内容だったか、分からなかったことがあるかないか、上手くいったこといかなかったことは何かなど、簡単なことでいいので、気づいたことがあればメモをしておきましょう。

・その他の場面

他のクラスのレッスンを見る

時間があれば、他のクラスのレッスンをちょっとでもいいので見学してみましょう。実際に受けているときよりも、外から客観視した方が理解が深まることがあるからです。例えば、同じレベルで同じテーマで練習しているクラスがあれば復習にもなりますし、自分たちより上のレベルのクラスを見学すれば、進級するにはこれぐらいになる必要があるのかと、目標が明確になります。

日常生活でできることを探す

週に1度しか受講できないとしても、日々の生活で意識できることをやることで、上達は早まります。例えば打つときに前傾になりやすいと注意される方であれば、普段の生活時に姿勢を正すとか、距離感がつかめない方であれば、家の中でラケットを持って、ラケットの先端で電気のスイッチを押すとか(優しくね!)。何もしないより何かすること!分からなければコーチに聞くこともおススメします。

レッスンを受けるって実は受け身なんです

こんなん全部できるか!って声が聞こえてきます。仰る通り、全部をやる必要はありませんし、上達の早い方も全部はやっていません。大事なのは、レッスンを受ける以外に、何かしら上達への行動を起こすことです。

お金を払ってスクールに通い、レッスンを受けている時点ですでに行動を起こしているので、上達の意欲があることはすごく伝わります。そこに何か1つでもいいので、プラスアルファの行動を起こしてみてください。上記の中でできそうなことを1つでも2つでもいいので、コツコツ続けてみてください。

レッスンを受けるって、実は受け身なんです。
提供されたテーマに従って、コーチからのアドバイスを待って、進級はいつかなあと期待する。

上達を早めるには能動性が必要です。自ら上達に向かう姿勢です。1レッスンに1回コーチに質問するだけで全く上達の度合いが変わってきます。レッスン+αがあなたを変えます!

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