テニス 両手バックについての質問コメントにお答えします!

スポンサーリンク

※すべて右利きを想定して執筆しておりますので、左利きの方は反対でお考えください。

ご質問いただきました

こちら↑は両手バックハンドについてのチェックポイントを私なりにまとめた記事です。

この記事内で下記旨のご質問をいただきましたので、本記事にてお答えいたします。

ご質問内容
右利き、両手バックハンドでの左右の肩の関係。
プロ選手は右肩より左肩の方が上にきているが、自分は左肩が下がってしまう。良くて右肩と平行。
野球やゴルフと上下が違うので混乱している。

確かにプロ選手は↓写真のように左肩が上にきていますね。

両手バックハンドの、肩の上下の関係性についてのご質問だと解釈いたしますが、このお悩み抱えている方、結構多いんじゃないでしょうか?!

特に、昔野球をやっていた方がテニスを始めると、この悩みに陥ることが多いようです。

では解説していきます。

肩の上下が違うと何に影響するの?

そもそも、右肩と左肩が上下することで、テニスにおいて何に影響するのか、みていきます。

肩の上下で特に大きく影響するのは、「球種」です。

↓写真の通り、右肩が上で左肩が下の場合、インパクト時に面が「開きやすい」ので、打球はフラット系、スライス系になりやすいです。

逆に左肩が上で右肩が下の場合、インパクト時に面を「かぶせやすい」ので、スピン系を打ちやすいです。

野球やゴルフの場合、トップスピンを打つシーンはほぼなく、どちらかといえば飛距離が大事ですよね。
(勝手に大事とか言ってますが、あくまで素人の見解でありまして、野球やゴルフに詳しい方がいたらごめんなさい)
なので身体を開くために、後ろ側の肩が下、前側の肩が上、という関係になるのでしょう。

ちなみに、どちらが良くてどちらが悪いということはないです。

スピン系を打ちたいときは左肩を上にして、フラット系を打ちたいときは右肩を上げていく。

最終的にはそういった使い分けができると、プレーの幅が広がります。

左肩が上がらない原因

では、ご質問に回答していきます。実際にご質問者様のプレーを見ていないので、完全な推測になってしまいます。なのでもし「いや、そうじゃなくて」「じゃあこれってどうなの?」といった疑問等ありましたら遠慮なくコメントをいただければと思っております。

ご質問者様は、左肩が下がってしまうとのことで、まずその原因ですが「左の脇が閉じている」と同時に「右の脇が開いている」のではないでしょうか。

一気に読み進めず、その場で実際に確認しながら読んでいってください。

どちらの脇が閉じていて、どちらの脇が開いているか」が本記事での大事な部分です。

身体の仕組みとして、脇の開いた方の肩は上がりやすく、閉じた方の脇は下がりやすくなります。
開くと上がる閉じると下がる。です。

なので左脇が閉じて、右脇が開くと、自然と左肩が下がる形になります。

つまり!左肩を上げたい!

という時は、打球時に「右脇を閉じ気味に」して「左脇を開き気味に」してみてください。

左肩が上、右肩が下、という関係になるかと思います。

あとは両脇の開く程度を調整して、理想の形に近づけていってもらえればいいのかなと。

肩のローテーションの練習

下記は、自宅でできる肩のローテーションの練習動画です。

①まずはラケットの両端(グリップとヘッド)を手の平で挟みます。
②車のハンドルを回すように、肘と肩をしっかり大きく動かしていきます。
③今回はバックハンドなので、テイクバックの時は左側にハンドルを切ります。
④そこからスウィングするときに、少しずつ右にハンドルを切りましょう。

この動作を繰り返して、スウィングの感覚を掴んでもらえればと思います。

疑問、質問、いつでも誰でもどうぞ!

ココロテニス内の記事にいただいた疑問・質問は、メールにはメールで、記事内コメントには記事内コメントで受け答えをしますが、その回答がボリューミーになりそうな時は、今回のように記事にして回答することもあります。(+筆者のやる気次第笑)

その回答も、実際にプレーを見ていないので、私の勝手な推測になります。ご質問者様の質問の主旨にきちっと回答できていないこともあるかもしれません。

その際は「いや、そういうことじゃなくて」とご指摘ください。

加えて「じゃあこれってどうなの?」といった疑問も、深掘りにつながりますので、ご質問者様でなくても遠慮なく仰ってください。横やり歓迎です。

皆さんと一緒に、テニスに関して知識を深めていきたいと考えております!

コメント

  1. テニスパパ より:

    こんなに細かく手の込んだご回答を
    頂けるとは思っておりませんでしたので
    正直驚きました(;_;)
    ありがとうございます!!

    大変恐縮ではありますが
    お言葉に甘えてあと1つだけ
    お聞かせ願いたいです。

    両脇が開いているか閉じているかに
    ついてですが、練習の度にスロー動画を
    撮影しておりましたので、
    詳細を出来る限り文章でお伝えすると、
    両脇とも閉じて見えますが
    少しだけ右脇が開いてるかなくらいです。
    左脇はテークバックしてから
    振り出す瞬間に左肘が体の横腹に
    引っ付きます。
    それが原因で左脇が完全に閉じて
    肩が下がるのだと納得しました。
    以前この癖を治そうと左手を伸ばして
    テークバックして振り出したり
    したのですが、それでも肘が横腹に
    引っ付くので解決策がわかりません…。

    あとはボールがインパクトする瞬間、
    右腕と左腕にある隙間がプロの選手は
    三角形に見えますが
    私は両腕がインパクト前から
    地面と平行気味にスイングして
    しまっています…。
    どうすれば正しいスイングワークに
    なるのかまだしっくりこないので
    アドバイス頂けると嬉しいです(;_;)

    長々とした文章になってしまい
    申し訳ありません(;_;)

    • 内田 駿大 より:

      肩が下がる原因にご納得いただけたようで良かったです。
      しかし、
      >>それでも肘が横腹に
      >>引っ付くので解決策がわかりません…。
      とのことで、こちらはもしかすると、スウィングが「横振り」になっているかもしれませんね。

      スウィングの軌道が「外から内(バックであれば左から右)」になると、左肘は脇につきやすくなります。

      なので、スウィングを縦振りにする((内から外へのスウィング)左腕と右腕を、身体から遠ざけるように振る)ように意識してみてはいかがでしょうか?
      動画で見る際の注意点は、右肘が身体の脇腹を通って、背中側に行かないことです。

      そうすると、肘は横腹から離れていきますし、スウィングワーク的にも綺麗になるかなと思います。

      これもまた推測ですので、あくまでご参考までに^^;

      • テニスパパ より:

        ご丁寧に説明して
        頂きありがとうございます^ ^

        右肘の通る位置やスイングが
        横振りにならないように意識して
        練習に取り組んで
        行きたいと思います!

        これからも記事を
        楽しみにしています。

        ありがとうございました(`_´)ゞ

        • 内田 駿大 より:

          こちらこそご相談ありがとうございました!
          何か1つでも悩み解決のきっかけになることがありましたら幸いです!
          これからもテニス愛好家の皆様の役に立つ記事をかけるよう精進いたします。

タイトルとURLをコピーしました