テニス 練習テーマの決め方

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闇雲に練習しても意味がない。

これは誰もが理解できていると思います。

だけど、
じゃあ実際にどんな練習をすればいいの?
どんな練習メニューを組めばいいの?

と頭を悩ませている方も少なくありません。

練習内容どう決める問題を解決するためのヒントを、下記記載していますのでぜひ読んでみてください。

練習メニューとテーマは別

練習には内容(メニュー)と、目的(テーマ)があります。

・メニュー
 球出しドリルや、クロスラリー、ボレー対ストロークなど練習の内容のこと。
・テーマ
 その日もしくはその時間が終わったときに、「こうなっていたいな」という未来への展望。

よく、このメニューやってれば上手くなる!とメニュー開発に情熱を燃やす方がいますが、そんな方は注意です。
練習メニューがいくら画期的で素晴らしいものでも、テーマが曖昧だと練習の効果は期待できません。

逆にテーマがしっかりしていれば、練習メニューがショボくてもかなり練習効果は出ます。

質の高い練習のためには、メニュー決めではなく、テーマ決めがとても大事です。

テーマの決め方

テーマは、その日の練習で自分が何を成し遂げたいかで決まります。

おおまかに分けると4種類でしょう。

①習得する
②確認する
③強化する
④実戦で使う

それぞれ説明していきます。

①習得する

まだ自分にできないことを習得することをテーマとします。
テニスには色々な球種(スピン、スライスなど)、色々なショット(ストローク、ボレー、サーブなど)、色々な配球(アングル、ロブなど)、色々なリズム(3テンポ、2テンポ、ライジングなど)があります。
その中から、今日はこれを習得したい!と決めて練習に臨むこと。これが習得練習です。
上級に行くほどこのテーマの頻度は減るでしょう。

②確認する

習得しているものの精度や威力をチェックすることをテーマとします。

しばらくやっていなかったショットだったり、次の対戦相手はこの部分が苦手だから、そこを狙えるように確認しておこう。とか
あとはコーチ目線で言うと、生徒さんが週に1回90分~120分しかテニスをしない場合、前の週にやったことを忘れていることがあるので、こんなことやりましたね。覚えてますか?だったり

よくテニスをする方でも、このショット最近なんだか精度が悪いなあ、タイミングが合わない。といった場合に球出しや、ゆったりしたラリーで確認していきます。

下の強化することと違って、あくまで確認程度なので、球出しやラリーの強度はそこそこで大丈夫です。

③強化する

フィジカル、打球コントロール、パワー、スピード、スタミナ、テクニック等において、今までより1つでも2つでもレベルを上げることをテーマとします。

注意点は、全てを一気にレベルアップ!ではなく、「今日はパワーとスピード」「今日はフィジカルを強化しよう」というように向上させたい項目を1つないし2つ選択して行うことです。選択していない項目については多少乱れても目をつむることが大事です。

パワーを強化しよう!というテーマで、しっかり打っていれば、コントロールが乱れるのも当然なので、そこでコントロールが悪いなあと気にしてしまうと、本来の目的がブレてしまいます。

その練習で何を成し遂げたいか、意志を強く持って取り組みましょう。

④実戦で使う

根本の話になりますが、テニスというスポーツは対人競技になります。人との戦いです。ゴルフやボウリング、弓道のように、自分自身を極限まで高めれば勝てる。そんなスポーツではありません。

すごくいいショットを持っていても、相手に通用しなければ得点源にはなり得ませんし、逆にそんなにいいショットではないんだけど、対戦相手がもの凄く嫌がっていたら得点源になり得ます。

何が言いたいかというと、①②③で積み上げてきたものが初めて実るのは、「対戦相手に通用したとき」のみです。
なので実戦(ポイント)練習は必要不可欠。
相手がいない場合や、(実戦練習が大事なのは理解した上で)今日はポイントはやらないと割り切っている場合はその限りではありませんが、できれば練習の後半、30分でも時間を取ってポイント練習をしましょう。見えてくるものがあるはずです。

この練習が終わった後どうなっていたい?

上達を望むすべての人に自問自答してほしいことがあります。
それが「この練習が終わった後、自分はどうなっていたい?」です。

あの試合で勝ちたい!来年は全国に出たい!
皆そうやって目標に向かって頑張ってはいますが、日々の練習ではどうでしょうか。目標を毎回の練習ごとに立てているでしょうか?

今日はこれを頑張る。今日はここを強化する。
そうやって日々、一歩一歩自分を成長させていくからこそ、先の目標にも近づいていけると私は思います。

上達のため、勝つために必要なことであれば、どんなことをテーマにしてもいいです。
しっかりした意識を持って練習に臨めれば、そしてそれを継続できれば、必ずなりたい自分になれます!

頑張ってくださいね。

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