練習では入るのに試合になると入らない~練習プロからの卒業~

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練プロの皆様へ

練習中や練習試合ではバシバシ入るのに、本番の試合になると途端にミスが増えたり、上手く打てなくなる。

「練習ではプロみたい」ということで「練プロ」と呼ばれる人たち。
これ、実は私もそうでした。

練習試合だとなんでもバシバシ入って格上にも勝てる。けど本番になると格上どころか格下にも苦戦する。学生時代、そんな状態で苦しんだ経験があります。

この悩み、結構多くの方が持っていると思いますので、今回は練プロから卒業するための方法を書いていきます。

練習と本番は違う

そもそもなぜ本番だと上手く力が発揮できないか。

それは、練習と本番に大きな違いがあるからです。

練習 → 負けてもその後の活動に影響がない場合が多く、やろうと思えば「もう一回!」とやり直しができます。
本番 → 負けると上位の大会に出れない、ポイントが付かないなど、進路やその後の活動に影響が出ます。しかも、「もう一回!」ができない。

加えて、環境の違いもあります。
本番では周りに見てる人がいたり、ウェアも公式用を着たり、会場の雰囲気もいつもと違い強そうな人たちがその辺を歩いているなど、緊張感を高める要素がゴロゴロしてます。

そんな緊張感のある中でどうやって本来の力を発揮できるようになるか、以下に3つ方法を述べます。

①緊張する環境を用意する

方法の1つは、同レベル位で初めての人(滅多に一緒にできない人)、もしくは自分より格上の人とやれる環境を用意することです。

誰しも初めてやることは緊張するものですが、しかし何度か繰り返すと慣れていき、それが慣れれば慣れるほど緊張感も薄まります。同じ環境同じメンバーでやっていると、最初こそ緊張するものですが、段々と慣れていきそのうち緊張することはなくなるでしょう。

緊張感が足りないなと感じたら、出たことのない大会(草大会など)に出たり、他校他クラブの練習に参加させてもらったり、(ツテがあれば)格上選手と練習するなどが効果的です。
普段と違う環境で練習を積み重ねることで緊張感に慣れていくのです。更に、色んなタイプの選手とプレーすることは対応力を高めるトレーニングにもなるので一石二鳥!

②緊張する場面を想定して練習すること

対策①は知らないところに飛び込んでいったり声をかけるので行動力が必要なのですが、それが難しい場合もあると思います。

対策2つ目は、普段の練習の中で本番に強くなる方法として、緊張する場面を想定した練習を心がけることです。
過去の試合で心臓がバクバクして手が震えるほど緊張した場面と、その時どんな気持ちだったかを心の中で再現して練習するのです。
手が震えたり、鼓動が早くなったりしたらバッチリ再現ができています。その状態で練習して、どうなっちゃうかを見返してみましょう。
いつもと違う部分があるはずです。

例えば、スウィングが小っちゃくなってたり途中で止まっていたり、足が動いていない、重心が上がってる、どこかに力が入っているなどです。

そこが本番に強くなるための改善点なので、その緊張状態を保ったまま修正を繰り返していきます。

一朝一夕にとはいきませんが、トレーニングと同じでコツコツ続けていけば必ず成果は表れますのでぜひ継続してみてください。

③プレッシャーのかかる練習メニュー

例えば球出しでもラリーでも、いつものサーブ練習でも、連続10球入らないと(続かないと)終われないと設定すれば、最初の2-3球は余裕があるとしても5球6球とゴールが迫るに連れて緊張感が出てきます。

緊張感が高まった時が成果に繋がる時です。そこでキチンと打てているか、打ててなければ何が改善点か分析しましょう。

プチ対策:ウェアで本番さながら気分

できるだけ本番に近い環境で練習をするという意味で、上の対策ほどではないですが、公式戦用のウェアを着て練習することも意外に効果ありです。

まとめ

せっかく日頃の練習を頑張っても、本番で自分の力が発揮されないことはとてももったいないし悲しいことです。ポテンシャルはあるのにそれが発揮されず悔しい想いをしてきた選手をたくさん見てきました。
上の対策は特別な道具も知識も必要なく、①は行動力は必要ですが②は意識次第で環境を作れますし③はただのメニュー設定ですので、ぜひとも取り入れてみてください。
応援しています。

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