テニスコーチ 自分の話を聴いてもらうには

テニスコーチ 自分の話を聴いてもらうには

テニスコーチは話す力がそれなりに必要です。

私は一般のテニススクールに所属しており、週に1~2回来られる生徒さんを相手にレッスンをしています。

・今日はこれがテーマですよ
・これを意識してくださいね
・この練習をやりますよ

と、こちらで設定したテーマを、いかに不特定多数の人(私のところは10人前後)に納得してもらって実行してもらうか。

すごく難しいんですが、人を動かす力が求められます。

「なるほど、やってみよう、やってみたい」

と思ってもらえたらこちらの勝ち!笑

ではどうやったらこんな風に納得してもらえるのか。

それが今回のテーマです。

人はどんな時に、他人の話を聴こうと思うか

「他人の話をじっと聴く時間」 と 「自分の話をしてる時間」

どちらが時間が経つのが早いでしょうか。

人にもよりますが、恐らく後者を選ぶ方のほうが多いのではないでしょうか。

他人の話を聴くより、自分の話をしていたほうが楽しいわけです。

なので、人に何かを話そうとする場合、「聴く必要性がある」もしくは「聴きたいと思える」内容だったり、関係が必要になります。

内容とは主に、①「自分に関係(必要性)があるもの」、②「体験談・失敗談」です。

話の内容 : 自分に関係(必要性)があるかどうか

例えば生徒のAさん

この方はスマッシュが苦手で、本人もそのことですごく悩んでいる。

というシチュエーションで、スマッシュをテーマにした場合、Aさんはしっかり話を聴いてくれます。

なぜなら、自分に関係があり、聴く必要があるからです。

私もそうなんですが、いかに説得力のある話し方をされても、自分に関係のない内容だと全く話が入ってこないです。

一通り聴き終わって、あれなんて言ってたっけ。ってなるんですよね。
※私の集中力の問題もあるでしょうけど笑

例えば知り合いに「この本めっちゃためになるよ!」って自己啓発系の本を紹介されたとしても、自分に関係がない、もしくは必要性がない場合読もうとは思いませんよね。

なのでその日のレッスンテーマが、その生徒さんたちにあまりに関係ない、必要ないものだと、やりたい!とはならないわけです。

例えばコートに入れるのに精いっぱいなレベルの生徒さんに、「今日はサーブ&ボレーをやりましょう!」、なんて言うコーチはいないとは思いますが、このようにテーマと生徒レベルの乖離が激しいものも拒絶されます。

話の内容 : 体験談・失敗談

教科書に書いてあるような正論ばかり話していても、人は話を聴いてくれません。

初めは聴いてくれていたとしても、だんだん飽きてくると思います。

教科書通りではなくていいと思うので、

あなたが体験した生の話、体験談や失敗談を話してみてください。

試合に出た時に、負けていたんだけどもこんな風に考え直して逆転しました! みたいな体験談とか

逆に、勝っていたんだけど、そこで油断して負けちゃいました! っていう失敗談

あの会場に行ったんですけど、こんな雰囲気で裏ではこんなことが起こってて、、、っていう裏話(話せる範囲でね)とか

結構面白がって聴いてくれますよ。

人は生々しい話が大好きなんです。

そもそも : 相手が信頼できるかどうか

そもそもの話ですが、生徒とコーチの間に信頼関係がなければいけませんね。

何を言うかよりも、誰が言うか

こんな言葉もあるように、信頼できるコーチがいるから通うという生徒さんも多いです。

テニススクールとしても生徒さんには長く在籍していてほしいですし、

そうすると、コーチにはレッスンスキルはもちろん必要なのですが、もっと大事なのが生徒さんと信頼関係を作れる、それを維持できる人間力ですね。

1点注意したいのが、自分に自信のあるコーチほど、生徒さんとの関係を蔑ろにしがちな傾向にあるということ。

自分は良い内容のレッスンをしている。

だから生徒もついてくるだろう、という考えは中々危険ですよ。

常に謙虚な姿勢で、生徒さんと接しましょうね。

どうやったら信頼関係を築けるか、信頼残高の貯め方についてはまた別記事で書ければと思っています。

コーチングカテゴリの最新記事