分かりやすい説明シリーズ ― 指示代名詞からの卒業【テニスコーチ必見!】

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あなたの説明分かりやすいね!

なんて周りから言われたいですよね~

テニスのレッスンに限らず、人に何かを説明したり、プレゼンするときに「なんだかよく分からない」「いまいち言いたいことが伝わらない」など言われると結構なショックを受けます。

私もテニスコーチとして駆け出しの頃は、自分の言いたいことが中々伝わらず、日々落ち込んでいました。

どうすれば分かりやすい説明、相手に伝わる説明ができるのか、

私自身が勉強する中で学んだことを「分かりやすい説明シリーズ」としていくつか紹介していきたいと思います。

指示代名詞から卒業しよう!

相手に説明だったりアドバイス、プレゼンをするときに、下記の言葉、無意識にたくさん使ってませんか?

 「こういう風に振るんですよ」
 「こっちの足を、あっちに出します!」
 「あ、そこじゃないです。 ここですよ!」

ああですこうです、あっちそっちこっち、ここそこあそこ、こんな風にあんな風に

のように、関節的に事物・場所・部位を表す言葉を「指示代名詞」といいます。

「あれこれそれ」とニュアンスで自分の伝えたいことを表現できるので一見便利そうな指示代名詞ですが、使う際には注意が必要なのも指示代名詞の特徴です。

指示代名詞がきちんと伝わるためのポイント

指示代名詞は上手くいけばニュアンスだけで伝えたいことを表現できる、便利な表現方法ではありますが、相手にきちんと伝わるためには、2つポイントがあります。

ポイント①:正しく実演すること

一つ目のポイントは、

指示代名詞と共に、伝えたい内容を正しく実演して見せること

です。

例えば足の曲げ方一つとっても、「これぐらい曲げようね」と指示代名詞を含んだ伝え方をした場合、

実際にどれくらい曲げるのかを、伝え手は正しく実演して見せる必要があります。

この実演が正しくなかったり曖昧だったりすると、うまく相手に伝わらない可能性がでてきます。

ポイント②:注目してほしい部分をしっかり示す

ポイントの二つ目は、

どこに注目してほしいのか、聞き手にしっかり示すこと

です。

上で足の曲げ方を例にあげましたが、この例では「右足の曲がり具合」を見てほしいのか「左足の曲がり具合」を見てほしいのか、聞き手が理解していないと、もしかすると逆の足に注目してしまうかもしれません。

「右足に注目してください」

この一言があるかないかで、伝わる精度がぐーーんと上がります。

これぐらいって、どれくらいかな?

と聞き手に思わせないために、指示代名詞を使う際には

 ①正しく実演すること
 ②どこに注目してほしいか示すこと

この2つを意識してみてください。

それでも伝わらない場合

相手が初対面の場合や、上記ポイントを気を付けたうえで指示代名詞を使ったものの、それでもまだ相手に伝わっていない場合は、

具体的な数字(10回、10cmなど)、部位(右足、右ひじ、親指など)、場所(50cm右、90度曲げるなど)などを言葉にする必要があります。

 ・右足の膝裏が90度になるように曲げてください。
 ・右ひじを肩の高さに上げて30秒キープしてください。その際指先は天井を指してください。

など具体的な言葉で表現しましょう。

指示代名詞は、よっぽど信頼関係のある仲であったり、知識や経験レベルが同程度である場合は、いちいち具体的な言葉に出さずとも、ああ、あのことね、と阿吽の呼吸で伝わる便利な表現になります。

しかし、相手とまだ信頼関係が十分に構築できていない場合、知識レベルに差がある場合は伝え方に工夫が必要なんですね。

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