プロの試合でも草トーナメントでも、強い選手はいつも冷静なんですよね。
特にポイントを失った時の感情のコントロールが抜群です。
男子テニス界のBIG3であるナダル選手、ジョコビッチ選手、フェデラー選手がポイントを失うことで怒り、
ラケットをガーんて投げつけるシーンなんてここ数年見たことがありませんよね。
彼らはポイントを失い劣勢になったとしても冷静に対処し、ピンチを切り抜けます。
逆にポイントを失うことでイライラしてしまったり怒っちゃう選手なんかは、劣勢になったらそのままズルズルいくパターンが多く見受けられます。
今回の記事では、試合中もしもイライラなどマイナス感情に陥ってしまったときの整理術をご紹介します。
テニスにおけるマイナス感情の種類については、こちらの記事をご覧ください。
イライラは時間が解決してくれない
もしも試合中イラッとしてしまったら、何を考えるべきかを整理しておくと早い対処ができます。
「放っておけば時間が解決してくれるだろう」
というものでもありませんからね。
では、下記3つの手順でイライラの整理の仕方をご紹介します。
思考①:何に対してイライラするのか
イライラした場合、それが一体何に対してなのか考えてみましょう。
・自分に対して
・相手に対して
・環境に対して
などでしょうか。まずは敵を知ることが大事です。
思考②:原因を把握する
何に対してイラッとするのか分かったら、その対象の何が自分をイラッとさせるのかを考えてみてください。
原因を把握しましょう。
・自然が対象の場合
「風が強くてうまくコントロールできない」
「太陽がまぶしくてサーブが打てない」など
・相手が対象の場合
「相手の球が遅くてリズムよく打てない」
「相手がポイントを取るたびに叫んでうるさい」など
・自分が対象の場合
「大して難しくないボールをすぐミスしてしまう」
「いつもなら入っているはずのショットが入らない」など
思考③:重要か、そうでもないか
重要であれば解決策を探す必要がありますし、
そうでもないのなら「放っておいて良い」です。
重要かそうでもないかの線引きは、
ポイントに影響を与えるかどうか
です。
・そのせいでポイントを失っている
であれば重要ですし、
・ポイントに直結しない
であれば重要ではないです。
例:今日の自分のショットに満足いかない。
だけどポイントはちゃんと取れている、のであれば特に気にする必要はないでしょう。
そのせいでポイントを失っている、のであれば重要事項であるため解決策を探すべきでしょう。
まとめ
少しごちゃごちゃしてきたのでマトメてみます。
試合中、マイナス感情が襲ってきたら考えること。
①何に対して?
相手?環境?自分?
②その対象の何が自分をイライラさせる?
環境→風が強い、太陽がまぶしい
相手→球が遅い、声がうるさい
自分→イージーミスが多い、いつも通り打てていない
③それは放っておいてはいけない?
ポイントは取れてる→放っておいてOK
ポイントを失っている→解決策を探すべし(それぞれへの具体的な解決策は別記事にて)
最初は整理するのに時間がかかっても、慣れてくればパッと切り替えができるようになると思います。
大事なのはマイナス感情を放っておかないことです。
対象を知ること、原因を把握すること、解決が必要ならばどう解決するかを探すこと。
自分の中で整理するだけで精神的にかなり楽になると思いますよ。
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