テニス 両手バックハンドのチェックポイント4つ

スポンサーリンク

最初は片手?両手?

皆さんバックハンドストロークは片手か両手、どちらから始められましたか?

大体の方は “両手” だと思います。
部活にしてもテニススクールにしても、初心者に対してバックを教えるときは両手から、というところがほとんどでしょうから。

そしてテニスを始めて間もないうちは、両手バックハンドが苦手という方は多いです。
両手を使って道具を操るという動作は日常生活でもそうそうありませんし、片手フォアハンドと比べリーチが(短い)違いますから距離感に慣れるのに時間がかかるのです。

だけど不思議なことに、テニスをはじめて5~6年ほど経ち初中級、中級レベルになってくると、むしろ「フォアハンドよりバックハンドの方が安定する、得意だ」という方が増え始めます。

あれほど苦手といっていたバックハンドがフォアよりも得意?笑
不思議ですよね。

このことについては、両手打ちの特徴を考えると合点がいきます。
実は両手打ちというのは、片手打ちと比べて自由度が低く、打点の範囲(ストライクゾーン)も狭いため、一度スウィングと打点を覚えてしまえば、簡単には崩れにくいという特徴があるのです。

しかし!
崩れにくいからといって練習しなくてよいのか、といえば当然そんなことはありません。ちゃんと定期的にメンテナンスをしてあげないと錆びてしまいます。

そこで今回は、私が最近意識している両手バックハンドのチェックポイントを4つご紹介します。

壁打ちでチェック!

きちんとチェックポイントを意識すれば、壁打ちでも質の高い練習になります。

4つのチェックポイント

当然他にもチェックポイントはあるわけですがそれはまた後日、こちらの記事に追記するか、別の記事としてまとめたいと思っております。

①肩甲骨を大きく使う

→ここが使えないと打点が詰まったり小手先のスイングになりやすいです。

肘や手首の細い関節を多用していると、疲労や衝撃が蓄積されていき、いつの日かテニス肘としてあなたを襲います。
私が今まで見てきた中で、テニス肘になっている生徒さんは大半が、小さいスウィングだったり力の入ったガチガチなスウィングをしています。小手先でやっちゃってるんですね。
ここでのポイントは、自分のスウィングが打球のあと止まっていないかみることです。
打球時にギュッとなって止まっていれば、それはテニス肘になる可能性大です。

②重心を低く保つ

→相手の重いボール、低く滑るボールに苦戦しているなら意識すべき

レベルが上がってくると相手のボールスピードも上がりますし、打った際にずっしりと重さを感じるようになります。重さのあるボールを突っ立ったまま返すのは技術的に高難度。
例えるならば、相撲です。相手力士がどーんとぶつかって来るのに対し、それを棒立ちで受け止める力士はいませんね。腰を落として低い態勢になることで、相手を受け止めさらに押し返すことができる。
これはテニスでも同じことが言えます。
相手のボールに威力があるときは、腰を落とし土台を安定させることを意識してみてください。

③左手をうまく使えるようになる

→左右の手で役割分担をすると良いです。

たまに右手だけに力が入っている生徒さんがいますが、両手バックは左右の手を上手く操作することで本領を発揮します。片側の腕だけ頑張っても両手打ちの良さは体感できません。
両手を上手く操作するコツとしては、右手と左手で役割分担をすることです。
例えば私の場合、右手側は壁を作る、スウィング時は左のサポートをすると意識しています。
そして左手側は肩甲骨を大きく動かしてダイナミックにスウィングをすること。
左の肩甲骨が使えないと、①で書いたように小手先のスウィングになりがちで、ケガのリスクが高まります。

④軸足にしっかり乗る

→バランス、威力、精度に通じる大事な要素

軸足はラケットを構えた時の後ろ側の足になります。つまりフォアは右足、バックは左足です。
野球で例えると、バッターが “振るぞ!” っていうときに地面を踏みしめている方の足です。

両手バックに限りませんが、軸足にちゃんと乗れていないと打球時、打球後のバランスが崩れやすくなります。
バランスが崩れた状態では威力、精度ともに満足のいくものにはならないでしょう。
またディフェンス面でも、例えば大きく後ろに下げられたり、横に振られたとき、軸足は踏ん張る役目を果たします。試合でちょっと走らされたらバランスを崩してしまう、ディフェンスに自信が持てないという方は特に軸足を意識すると良いです。

壁打ち動画でも、あえて前足は使わずに軸足だけで打つという練習をしています。(全部は無理でしたが笑)

定期的に見直ししましょう

今回は両手バックハンドでの4つの意識を紹介しましたが、当然これ以外にもチェックポイントはありますし、人によって意識すべきポイントも変わるでしょう。そしてこれらはショットの土台、基本となりますので、私はできてるからもうやんなくていいや、というわけにもいきません。定期的にメンテナンスをしないとすぐボロが出てきます。
地味な部分ではありますが、きちんと練習する価値はあると思いますし、基本を繰り返すことは結局のところ上達の近道だったりします。
まずは上記のどれか1つを、次回の練習で意識してみてはいかがでしょうか?

コメント

  1. テニスパパ より:

    コメント失礼します!
    YouTubeの動画から来ました^ ^
    両手バックハンドに悩むパパなのですが
    重心のことについてお聞きしたいです。

    フォアハンドは右利きです。
    両手バックハンドを打つ際に
    腰が流れる?回る?のが原因か
    分かりませんがインパクトの時に
    左肩が下がったり良くても右肩と
    平行にしかなりませんT_T
    プロ選手は必ず右肩が下がり左肩が
    上がってインパクトしているのですが
    野球やゴルフとは肩の上下が逆なので
    混乱しています…。
    同じ悩みを抱えてる人もいるはずなので
    よろしければ何かアドバイスを
    頂けないでしょうか。

    • 内田 駿大 より:

      コメントありがとうございます!

      右利きでの両手バックについてですね^^
      私なりの見解を3月5日(金)11時頃に記事としてあげます。
      そちらをご覧いただいて、もし「いや、そうじゃなくて」「じゃあこれってどうなの?」等
      疑問がございましたら、またコメントいただければなと思います。

      テニスパパ様の益々のテニス上達を願っています!

タイトルとURLをコピーしました