落ち込み気味なジュニア
スクールでコーチをしていた時代に、1人のジュニア生徒にハッとさせられた事がありました。
その子はあまり活発でもない、運動も得意でもない、周りとの差にちょっと落ち込み気味でした。
(以後A子と呼びます)
親御さんにも、A子が自信をなくしているみたい、、なんて相談もされていました。
僕は本人に「テニスを始めた時期が違うんだから、周りの子と比べる必要はないよ、自分のペースでやっていけばいいよ」
とは言っていますが、試合形式で中々勝てない。
心折れないかな~
と毎回心配になりますね。
気付かされました
ですが、大丈夫でした。ある日たまたま、一つ上のクラスの子(B男)が振替で入ってて、試合形式でA子と当たりました。
当然、B男のボールは、A子にとってはすさまじく、まるで対応できないので、僕がB男に「優しくしてやってな~」
と言いました。
すると、A子がレッスン終了後に「コーチ、優しくしてなんて言わなくていいです」
とはっきり言ってきたんです。
A子にどんな感情が生まれたかは、本人以外知る由もないですが、
ああ、強い子なんだなあと、とりあえず嬉しかったです。
これまで色んな子を見てきましたが、普段静かな子ほど、内側には何か燃えるものを持っているものです。
分かりやすいのは
・性格はどちらかといえば暗い気味
・返事もあまりしない(もしくは声が小さい)
・(走り方がぎこちない等)運動苦手そう
だけど
・ほぼ毎週来てる
・こちらの言うこと聞く。チャレンジする。
って子は、私の経験上確実に強い意志を持っています。どんな想いかは子どもらそれぞれだと思いますし、ほんとにそんな意志みたいなものがあるかどうか、それがどんなものか、本人に聞かなきゃ分かりませんが、もしそんな燃える意志があるとしたら(あると信じて)大人はその意志を尊重して、全力でサポートする姿勢が求められます。
子どもたちは、大人のちょっとした態度の変化を敏感に感じ取ります。ちょっとでも適当に接しようものなら、その瞬間に信頼関係構築の難易度が跳ね上がります。
・ジュニアによって接する態度を変えないこと
・根拠(理由)を求められたらきちんと説明すること
・約束は必ず守ること
要は真摯に接すること。
ジュニアと接する時に、絶対に必要な心構えです。
ジュニアが中々心を開いてくれない、、、って悩んでる方
大丈夫です!
時間はかかると思いますが、こちらが真摯な態度を貫いていれば、子どもらはちゃんと分かってくれるし、ついてきてくれるし、段々と心を開いてくれます!
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