テニス・シングルスの戦い方を学ぶ!【勝つための考え方】

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最近シングルスの試合に出始めたんだけど、なんか疲れるだけで全然勝てない・・・
スクールはダブルスの練習ばかりだし、周りにシングルスの戦い方とかセオリーを教えてくれる人もいないしな。

こんなお悩みにお答えします。

本記事の内容

・ポジショニングは大丈夫?
・シングルスに必須の知識。3エリア理論を学ぶ
・自分のプレースタイルを見つけましょう。

この記事の信憑性

現在テニス歴は19年コーチ歴が13年、デ杯日本代表合宿のサポートや、全米オープン日本人選手帯同など経験してきました。自身も時折草トーナメントに出たりして、シングルスもそこそこ勝ててます。

シングルスの試合に出始めた方のよくある悩みとして「何をしたらいいか分からない、ただ疲れて終わった」という点がありますが、本記事ではここを解説していきます。

ポジショニングは大丈夫?

テニスは真ん中で待つものと思っている方は結構多いようです。

合理的待機位置

ポジショニングを教科書的に言い直すと「合理的待機位置」になります。
つまり、「相手の打てるであろう打球範囲の中央に立つのが合理的だよね」という考え方です。これはシングルスでもダブルスでも適用されるので、かなり重要です。

合理的待機位置の図

結論から述べると

・ラリー戦はクロスカバー
・ネットプレーはストレートカバー

となります。

ラリー戦はなぜクロスカバー?

理由は大きく2つあります。
①ネットの低いところを通すため相手が狙いやすい
②角度をつけられればつけられるほど自分からボールが逃げていく

①硬式テニスの場合、ネットポスト(107cm)の高さに比べてネット中央(91.4cm)が低くなっています。なのでネットの高い方のストレートより、ネットの低いクロス方向が相手にとってはリスクが少なく打てるのです。

②そして相手の打球がクロスに行けば行くほど、自分からボールは遠くなっていくので、あらかじめ寄っておかないと追うのが大変なのです。

ネットプレーではストレートカバー?

理由その①
相手にネットに出られたと想定して考えてみましょう。

相手がアタックしてきた。こちらは体勢も崩れて苦しい状況。
という場面を想像してみてください。そんな場面で、あなたはクロスのアングル=とても狭い場所に鋭いスピンで狙えるでしょうか?スピンに相当自信のある方ならいざしらず、一般プレーヤーには中々厳しいものがありますよね。

つまり自分のアタックが甘くない限り、相手からアングルに打たれる可能性は低く、アングルを守る優先度は落ちます。

理由その②
ボールのスピードが関係しています。
例えばアングルを狙おうとするときに、回転控えめフラット気味の速球で狙えるでしょうか?
いやいやそれではサイドアウトしてしまいますよね。しっかり回転をかけてスピードより精度重視になるはずです。
逆に相手がネットにいるときに、ストレートにゆっくり丁寧なボールを打つとどうでしょう?相手から角度のあるボレーを打たれて決められてしまいますよね。ストレートを狙うにはある程度の球威・スピードがないといけません。

つまりボールスピードの遅めなアングルは追いつけるかもしれませんが、速い球が来やすいストレートは多少寄っていないと取れないのです。

ポジショニングについてはなんとなく理解できましたか?
まずはここをきちっとするだけで疲労感はかなり減らせると思いますよ。

シングルスに必須の知識。3エリア理論を学ぶ

テニスの試合にも、こういう状況のときはこうした方が良いというセオリーがあります。それが3エリア理論です。これを知っているのと知らないのとでは勝率が大きく変わるでしょう。

3エリア理論とは

自陣のコートを①ディフェンスエリア(守り)②アタックエリア(崩し)③クローズエリア(決め)の3エリアに分割します。3つのエリアそれぞれにきちんと役割があり、必要なショットや心構えがあります。それぞれ詳しく解説していきます。

キーワードは「相手を奥に、自分は中に」です。

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