なんでか負けちゃった
例えば試合やゲーム練習でこんな経験はありませんか？
・すごく調子がいいのに負けちゃった。
・フォームは自分の方が綺麗なのになぜか負けた。
・気持ちよく打たせてくれなかった。
・相手が自分の苦手な方ばかり狙ってくる。
そうなんです。テニスは対人スポーツなので、
”打ち方が綺麗な方が勝つ”
”球が速い方が勝つ”
”自分が気持ちよく打ってれば勝てる”
というものでもありません。
自分がどうプレーするかも大事ですが、それと同じかそれ以上に、相手に対して「何をどう仕掛けるか」
考えることも大切なのです。
今回は、相手に気持ちよくプレーさせないためのヒントを書いていきたいと思います。
相手から〇〇を奪う
テニスは相手から色々なものを奪っていきます。
奪うもの①：バランス
バランスが良いときと悪いときでは、ショットの威力・精度に雲泥の差が生まれます。
相手に良いショットを打たせないために、バランスを奪う工夫をしてみましょう。
・相手を前後、左右に動かす
・スライス等低い打点で前かがみにさせる
・高い軌道のボールでのけぞらせる
・正面に打って詰まらせる
などが有効でしょう。
奪うもの②：時間
構える時間、考える時間を奪います。じっくり構えさせない、どこを狙おうかと考える時間を与えないようにしたいです。
方法としては、
・ライジングなど早いタイミングで打つ
・ネットプレーをすることでラリーのリズムを上げる
などテンポを上げることを意識すると良いです。
奪うもの③：打点
誰にでもストライクゾーンといって、力の入りやすい・気持ちの良い打点があります。
相手にストライクゾーンで打たせないこと＝相手に気持ちよく打たせないことを意識したいです。
・ボールの軌道を高くしたり低くしたり、同じ高さで打たせない
・相手正面に打って、打点を詰まらせる
奪うもの④：体力、気力
ボクシングのジャブのように、じわりじわり相手を追い詰めるのに有効なのが「体力」や「気力」を奪っていくことです。
方法は、
・ひたすら相手の打球を返し続ける！
と超絶シンプルなもので申し訳ないですが、これがテニスにおいては非常に効果的なのです！
打っても打っても返ってくる状況に陥ると、大抵のプレイヤーは「早く決めたいー！」といつもより強めに、もしくはいつもより厳しいコースを狙うようになります。それが相手にミスをさせる要因となります。
テニスはミスのスポーツ
テニスはミスが前提のスポーツです。
なので、エースを量産しにいくより、いかに相手にミスをさせるかが勝利の鍵。
今回の記事で紹介したように、相手に気持ちよくプレーさせないための工夫をゲーム中にやってみてください。
テニスでは自分が気持ちよく、というより「相手が嫌がっている」という状況を作ることが望ましいです。
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