屋内・外関係なし!熱中症に注意!

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8人に1人

コロナウイルスへの注意対策が世間で浸透し、みんなで気をつけようね
となっている昨今ですが、梅雨~夏にかけて同じように注意したいのが

”熱中症” です。

総務省によると、平成30年5月~9月の熱中症により救急搬送された人数は全国で”95137名”もいたとのことで、日本人の約8人に1人がかかる計算になります。

2面でダブルスをしていたら、そのうち1人は熱中症になる可能性があるということで、とても他人事ではありません。
誰にでも起き得る症状ですから、正しい知識と行動で熱中症にかからないようにすること。
そして周りの誰かが熱中症になった場合にも対応できるようにしておくことが、この時期必要です。

熱中症とは

熱中症とは、暑い環境で生じる健康障害の総称です。

・熱失神
血圧が下がって酸欠状態になり、めまいや立ちくらみを起こしたり意識を失う状態。

・熱疲労
水分不足による脱水症状で全身の倦怠感、悪心・嘔吐・頭痛などの症状が表れる。

・熱痙攣
汗をかくことで塩分が足りなくなり、筋肉の収縮を調節できなくなる。その結果手足がつる、筋肉のけいれん等が起きる

・熱射病(とても危険)
上記症状に加え、さらに体温が上がり体温を調節する働きが追い付かなくなると脳に影響が及び、倒れたり意識の障害をきたすことがある。とても危険な状態。

症状による重症度

熱中症は、軽い症状から命にかかわる重症なものまで、段階的にいくつかの症状がみられます。

重症度Ⅰ(軽度)

現場での対応が可能
 ・めまい、たちくらみ
 ・手足のしびれ
 ・筋肉痛・硬直(こむら返り)
 ・大量に汗をかいている

重症度Ⅱ(中度)

即刻医療機関に行くこと
 ・頭痛(頭がガンガンする)
 ・吐き気
 ・倦怠感
 ・意識がもうろうとする

重症度Ⅲ(重度)=熱射病

即刻救急車を呼び、医療機関に行くこと(入院、集中治療が必要なレベル)
 ・意識がない
 ・けいれんが起きている
 ・まっすぐ歩けない
 ・呼びかけに対する反応がおかしい
 ・体を触ると熱い

現場での応急処置

重症度Ⅲにあたる場合はすぐに救急車を呼んで、到着するまでの間は下記の応急処置を始めてください。

・涼しい場所へ避難し、服をゆるめ体にこもった熱を逃がす。
風通しの良い日陰、クーラーの効いている室内など涼しい場所へ移動しましょう。
皮膚の近くにある太い血管=首の両サイド、脇の下、足の付け根前面に水をかけたり氷嚢を当てたりして冷やしましょう。

・塩分と一緒に水分を補給する(自力で摂取できる場合に限る)
ナトリウムを100mlあたり40~80ml含んだ飲料を補給します。スポーツ飲料か経口補水液が望ましいでしょう。
※塩分の含まれない飲料だけを摂取していると低ナトリウム症を起こす可能性があります。
※ただし、本人の意識がはっきりしない場合や、吐き気を訴えている場合は無理に飲ませないでください。医療機関での点滴等の処置が必要となります。

熱中症になりやすい時期・場所と、予防・対策

6月~9月にかけて熱中症患者は増えやすいです。
救急搬送は真夏日(最高気温が30度以上)になると発生し始め、猛暑日(35度以上)では急激に増加します。
また梅雨の晴れ間や梅雨明けの蒸し暑くなった時期は、まだ身体が暑さに慣れていないため、体温調節機能が上手く働かない場合もあります。

高温、多湿の日は屋外・屋内を問わず熱中症に警戒してください。
水分・塩分をこまめに摂取し(のどが渇く前に)、食事や睡眠もしっかりとること。
暑さが本格化する前に、丈夫な身体作りもしておきましょう。
1日中クーラーのきいた室内にいず、適度に外出することで、身体も暑さに慣れてきます。(暑熱順化)

マスクは状況をみて外しましょう
コロナ対策でマスクを着用している方も多いですが、高温・多湿の環境でマスクを着け続けると熱中症のリスクも高まります。
人と2m以上の距離が取れる場合はマスクを外すようにしてください。

予防&対策グッズ

ポカリスエット アイススラリー 大塚製薬

参考ページ

熱中症についてもっと詳しく知りたい方は下記ページもご参考までに。

・一般財団法人日本気象協会 熱中症ゼロへ
https://www.netsuzero.jp/

・大塚製薬 熱中症からカラダを守ろう
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/

・環境省 熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/

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