並行陣を作った場合、下記の図の通り3コース空くことになります。
このうち最も抜かれてはいけないコースはどこでしょう?
おっしゃる通り、センターですね!
2人で手厚くカバーしましょう。
その次は?
ストレートでしょうか?アングルでしょうか?
個人的にはストレートだと思っています。
並行陣においては、センターとストレートは手厚く、アングルは捨てて良い。
というのが私の考えです。
相手の立場になってみて
なぜアングルは捨ててよいのか、
並行陣を作った側でなく、「作られた側」の立場から考えてみましょう。
想像してみてください。
雁行陣対雁行陣で相手とクロスラリーを行っているあなた。
相手がアプローチをしてきてネットに出てきました。
相手のアプローチショットも、その次のボレーも、結構な球威があります。
そんな場面で、
アングル = 正確なコントロールと確かなボールタッチが求められるコース
ここに打てますか?
という話です。
余裕のない状況でエリアの狭い範囲を狙うのは至難ではないでしょうか。
それが、並行陣を作られた相手の陥っている状況です。
初級者(に限りませんが)のやりがちなポジショニング
レッスンで並行陣の練習をすると、下記のようなポジショニングにだいたい遭遇します。
いやいや、さすがにここまではないでしょ笑
って思われるでしょうが、あるあるなんです^^;
やっぱりサイドを抜かれるのが嫌なのでしょう。
私が推察するに、サイドを抜かれた時の心理状況として、「サイドを守っていない私のせいだ、、」って申し訳ない気持ちになるんじゃないかと。
それは抜かれるのが怖くなりますよね。
ですが二人がサイドに寄ることで、センターがガラ空き、相手側からしたらこんなに空けてくれてありがとうー!って狙い放題です。
本記事は、並行陣を作るんだけど、センターを抜かれることが多いな、という方のための記事です。
一緒にポジショニングの見直しをしていきましょー。
並行陣のポジショニング
といっても難しい話ではありません。
ストレートとセンターを2人で守るように立てばいいのです。
下記はダブルスの名手ブライアン兄弟の並行陣のポジショニングの一場面です。
若干ストローカー側に寄っていますね。
ストレートとセンターを手厚く守り、アングルのコースを空けているのが分かります。
アングルを抜かれる理由
上記の通りポジショニングをしたのに、やっぱりアングルを抜かれるんだけど。。。
相手にとって難しいコースなんじゃないの?話が違う!
確かに本記事上で、アングルは難しいコースだからそうそう狙われないよ。と説明しました。
なのになぜ、抜かれるのでしょうか?
単刀直入に申しますと、あなたの打ったボールが甘く、
「相手にとって脅威でない」
からです。
あなたのボールにある程度の球威、伸びが備わっていれば、相手側にとってアングルを狙うのは至難だと言えます。
ただ、相手にとって余裕のあるボールをこちらが打ってしまうと、当然どこにでも狙えるわけですから、アングルにも打たれます。
なので、アングルを抜かれた場合は、その前の自分が打ったボールが甘くなかったか確認してみてください。
もし、「そんな甘いボールは打ってない!」との確認ができて、なおかつアングルを抜かれた場合は、それは
相手のナイスショットなので、気にする必要はないです。
※だけどそれが何度も続くようであれば、やっぱりあなたのショットが相手に効いていないということになりますので、改めてショットの見直しが必要となります。
ポジショニングと球威で守る
3コース全部守らないと不安で仕方がない!
という欲張りなあなたへ!こんな考え方はどうでしょう?
ストレートとセンターは2人のポジショニングで守り、
アングルはボールの球威で守る。
次回並行陣を作る際の参考になれば幸いです。
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