テニス 技術(戦術)を習得するための4要件

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あなたには今、集中して取り組んでいるテーマはありますか?

スピン、ライジング、ドロップボレー、ポーチ、スマッシュ、スライス、ポイントパターン(戦術)etc.

上達を望むのであれば、改善したいこと強化したいこと、色々あるのではないでしょうか。

では、その練習している技術(戦術)が 習得できた! といえるためにはどんな要件があるのでしょうか。

たまたまできた だけでは習得したとは言えません。
→たまたまなんですから、信用は薄いです。試合で使うにはリスクが伴います。

できるけど身体の一部が痛い これも習得したとは言えません。
→痛みがあるということは無理やり行っているのであり、故障の原因になりますから長くは続けられないでしょう。

球出しでならできる これも試合では使えません。
→ここに打ちますよ~、なんて相手は教えてくれませんから。特定の場面だけでしかできないのはまだ習得できていないということです。

心構えができたらできる あと一歩です!
→その場面はいきなりやってきますから、とっさにできないと完ぺきとは言えません。

胸を張って「技術(戦術)を習得できた!」というためには、上の4要件をクリアする必要があります。ちょっとできたからと言って練習をやめては、すぐに元に戻っちゃいますよー!

習得のための4条件
①何度でも再現できる
②自然にできる (身体に痛みがない)
③色んな場面でできる
④とっさに (いつでも) できる

1つでも当てはまらない場合、まだ完全に習得できたとはいえないので、引き続き練習しましょう!

サーッと解説!

習得要件① 何度でもできる

たまたまできちゃった、では習得できたとは言えません。
繰り返し何度でもできる再現性が必要です。

一か八かでは信用できませんし、試合で怖くて打てません。

試合で自信をもって打つためには10球打って9球成功する、すなわち90%の確率で成功するくらいは再現性を磨き上げるべきです。

習得要件② 自然にできる (身体に痛みがない)

速いボールはいくようになったけど、手首がちょっと痛いかも

重心は落とせたけど、膝が痛いなあ

というように、望む結果は得られてはいるけど、身体の一部が痛むという状態は習得以前に危険な状態です。痛みや違和感があるというのは、身体にとって不自然な動きであるということですから、動作の見直しが必要です。痛みや違和感がない状態で、望む結果を得る。でなければ習得できたとは言えません。

習得要件③ 色んな場面でできる

コーチの球出しならできる、では習得できたとは言えません。

試合ではあなたに心地よく打たせないため、相手も必死で打ってきます。

色々な立ち位置や打点で打たされるのが当たり前ですから、決まりきった場面でしか打てない技術は試合では使えません。

なので練習でも特定の条件下だけではなく、あらゆる状況を想定した、ドリルやラリー練習、パターンや形式を行うなど練習を工夫すべきです。

習得要件④ とっさに (いつでも) できる

大体の練習では、

1球目はこうで、2球目はこうで、3球目はこうね

あるいはここにこういうボールを出すから、これに気を付けようね

という風に予め内容や注意点を周知したうえで行いますが、本番の試合ではそれが1ポイント目にいきなりくるのか、何ゲーム目の何ポイント目にくるのか、相手に聞かないと分かりませんし、教えてもくれません。

理想はいつ、どのタイミングできても問題なく処理できる状態にしておくことです。

普段の練習でも、忘れたころにパッとボールを出してもらうようにして、即座に対応できるかを確認するようにすると良いでしょう。

定期的にメンテナンスしましょう

頑張って練習するからには上記4つの要件はぜひクリアしてほしいですが、じゃあクリアできたからといってあとは放置してていいか、と言われればもちろん×です。

車と一緒で、定期的にメンテナンスしないと性能にガタがきます。テニス的に言うと精度が落ちます。技術(戦術)をバッチリ習得したとしても、錆びないよう定期的に見直すようにはしてくださいね。

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