私は時間が合えば、いつもレッスンを受けてくださっている生徒さんの試合観戦に行くようにしています。
本当の実力は本番の試合で出るものであり、そこを見ておかないと生徒さんの本当の強み・改善点が見えないからです。
練習のための練習ではなく、本番の試合のための練習ができるよう、コーチとしてそこは把握しておく必要があるなと思っています。
ただ、私としては長所短所の把握を目的に観戦してはいますが、当の生徒さんには勝ち負け気にせず楽しんでほしい!
そんな気持ちの方が強いです。
なぜなら楽しむことが、良いパフォーマンスにつながるからです。
スポーツの世界には「ゾーンに入る」という言葉があります。
”外野の声も聞こえないほど没頭してて、身体は思うように動くし、頭は冴えてて色んなアイデアが出てくる、気分も高揚してやる気満々、先の結果じゃなく今が楽しい”
そんな状態です。
自身のパフォーマンスが最も発揮される状態だといえます。
この状態、日本語で言い換えるとどんな状態だと思いますか?
私が個人的に思うのは
「夢中になっている」状態です。
子供の頃、友達と遊んだりゲームをしていると、没頭しすぎてあっという間に帰る時間になっていた。そんな経験はありませんか?
もしくは初めてテニスをした、ラケットを握った日。ミスなんて気にせず夢中になってボールを追いかけたことと思います。私がまさにその状態でした笑
そしてその時、「上手くできるかなぁ」「勝てるかなぁ」なんて心配はこれっぽちもなかったと思います。
ひたすら、目の前のボールに一生懸命でした。
それがスクールや部活を通してある程度上達してくると、
「勝てるかなあ」「負けたら怒られる」「周りに下手と思われたくない」「上手くやれるかなあ」「コーチ、監督に怒られないようにしなきゃ」
そんな気持ちが生まれてきます。
これらの心持ちでは良いパフォーマンスが出しにくいです😔
自分に集中している、心から楽しめている状態ではなく、周りの目の方が気になっている状態だからです。
じゃあどうやったら夢中になれるか、没頭できるか。
一朝一夕に実践できるものでもありませんが、しかしメンタルトレーニングを重ねることで誰でも身につけることができます。
今後いくつかの記事に分けて、メンタルに関する記事を書いていこうと思っています。
心技体の「心」です。
実力はついてきたのに本番で力を発揮できない。そんな方のお役に立てれば幸いです。
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