ノバク・ジョコビッチ選手、アンディ・マレー選手等世界のトッププロも愛用しているラケットメーカー「HEAD」から、この度10年ぶりとなる新シリーズ「グラビティ」が発表されましたね。
「今の時代にマッチしたラケット」つまり、色んなシチュエーションや、色んな打点などのあらゆるところから軌道をコントロールしていけるようにと開発されました。
今回、グラビティシリーズの開発時のこだわりや特徴、スペックなど全容をまとめてみました。
HEADファンの方必見です!
デザイン
何と言ってもまず目を引くのはそのデザインではないでしょうか。
HEADのラケットでは初となる、表と裏のカラーリングが異なるデザイン
杉山愛選手が現役時代に使っていたプリンス社のモアシリーズも、表裏で違うカラーリングを施していましたね。または〇天堂のとあるゲーム機を想起させます。
3つのテクノロジー!
グラビティシリーズには、大きく3つのテクノロジーが採用されています。
深いグルーブ(溝)でボールを掴む!
パッと見た感じでは分かりませんが、ラケットの断面が大幅に変化しています。
下の画像はラケット断面の模型らしいのですが、比較すると溝の深さに違いがみられますね。
溝の深い方が、グラビティに採用されているものです。
溝部分を深くすることで、ヒットした際のボールの「食いつき感」が高まります。
パンっと弾くのではなくて、グッと食いつかせることでボールコントロールの向上を図りたいね、というものです。
スウィートスポットの位置の上昇
インパクトのポイントは「ラケットの真ん中より少し上」ということを、プロ選手や上手な人は度々言います。
グラビティではその「ラケットの真ん中より少し上」を、一番パワーの出る場所にしたいね、ということで従来のラケットに比べスウィートスポットを「5.5mm」上昇させました。
※スウィートスポットとは、最も長い縦糸と最も長い横糸が交差する場所のことです。
GRAPHENE 360 + スパイラル・ファイバーテクノロジー
フレームの安定性と、最適化されたエネルギー伝達を実現するHEAD独自のグラフィン360テクノロジー。
これまではラケットの「シャフト部分」「フレームの左右」「ラケットのヘッド部分」に搭載されていました。
今回のグラビティでは「+」ということで、ラケットの「ショルダーエリア(5時と7時の位置)」にスパイラル・ファイバーテクノロジーを組み合わせました。
ねじられた構造のカーボン繊維が、大きな変形負担のかかるショルダーエリアに搭載されることで、より高い柔軟性とクリーンな打球感を実現してくれます。
あなたに最適のモデルは?
グラビティシリーズは現在5機種展開されています。
競技レベル、体格、年齢などを考慮し、最適の1本を選びましょう。
競技者orガッツリやってる人向け
GRAVITY PRO(プロ)A・ズべレフ選手使用モデル
重量:315 g
ストリングパターン:18/20
フェイス面積:100 in²
バランス:315 mm
GRAVITY TOUR(ツアー)
重量:305 g
ストリングパターン:18/20
フェイス面積:100 in²
バランス:320 mm
中級者や、そんなガッツリって程でもないなーって人向け
GRAVITY MP(ミッドプラス)
重量:295 g
ストリングパターン:16/20
フェイス面積:100 in²
バランス:325 mm
最近テニス始めました、ラケットは軽いのがいいですって人向け
GRAVITY MP LITE(ミッドプラス ライト)
重量:280 g
ストリングパターン:16/20
フェイス面積:100 in²
バランス:325 mm
GRAVITY S(エス)
重量:285 g
ストリングパターン:16/20
フェイス面積:104 in²
バランス:325 mm
小学校低学年~5、6年生までのジュニアモデル
GRAVITY 25
重量:240 g
ストリングパターン:16/19
フェイス面積:100 in²
バランス:300 mm
長さ:25 in
※ジュニアモデルの方がかっこいいなと思うのは私だけでしょうか。。。
PROはプロ仕様?!
スペックだけをみるとPROは敷居が高いんじゃないかと思います。
一般愛好家はTOURかMP、それでも重い場合はMP LITEかSを選択すると良いかと思います。
あとはネットなどでインプレをみたり、実際に試打をしてみてご自分に最適な1本が見つかることを願っています!
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